2020年06月29日

セクシャルマイノリティーと司法書士業務 (今月の月報から)

   月報司法書士という雑誌があります。司法書士会に入ると毎月送付される業界誌的な

 なものです。日司連(日本司法書士会連合会)が発行しており、業務に役立つことが日々

 記載され大変役に立っております。
 
   最新号の中から、気になる記事があれば紹介も兼ねてその読後感を掲載していこうと

 思います。

   最新号である2020年5月号の特集は、「多様な性を認め合う社会を目指して」という

 タイトルで、いわゆるセクシャルマイノリティに関連した特集でした。

   全部の記事はまだ読めていないのですが、司法書士の方が書いた記事(P32-P43)

 で、貴重な情報に接しました。

   まず、日司連が、「同性カップルが二人で生きていくため際に準備をしておくと良いもの

 として、パートナーシップ契約・遺言・任意後見契約の3つを提案しているを初めて知り

 ました(下線は当方が追加)。 後半では、上記3つの提案が具体的に活用される場面

 として、メガバンクの一部で同性カップル向け住宅ローンが開始されておりその利用には

 パートナーシップ契約や任意後見契約の締結を条件としていることが取り上げられていま

 した。セクシュアルマイノリティーの方が直面している課題と司法書士業務がその課題解決

 に貢献しうることが具体的に理解できました。

  そして日司連では、『市民の権利擁護ハンドブック セクシュアルマイノリティー権利擁護

 編』を作成しており、その中では、業務用の様式や重要判例も掲載されているそうです。

 今度時間がある際にハンドブックも読んでみたいと感じました。             以上 
    
 



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Posted by つばめ at 23:47│Comments(0)その他
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